SONY の DCR-PC350 を購入したので、その使い勝手などを記載したい。

DCR PC-350 で撮影した動画を DVD 化する方法については、デジタルビデオカメラの動画をDVD化する方法に記載したので参照していただきたい。

欠点

とりあえず、DCR-PC350 の欠点をあげつらってみる。逆に言うとこの点に文句がなければ、DCR-PC350 を使用していても困ることはないだろう。

下に挙げたもの以外は、操作性もそれなりに良好だし画質もよい。

静止画の記録媒体がメモリスティック

SONY の独自性にも困ったものだ。不便この上ない。

SONY のデジタル製品を多く持っている方やビデオしか撮らない方にはそれほど大きな問題にはならないだろうし、わたしは確かにビデオしか撮らないのだが、それでも今までSDカードを使用していた者にとってはメディアの種類が増えることはちょっと困る。

タッチパネルを使用した操作体系

SONY のデジタルビデオカメラは、液晶ディスプレイにあるタッチパネルを使用した操作体系になっている。

これも困りもので、液晶ディスプレイは電池のもちを悪くするのでできるだけ使用したくないのだが、「動画撮影・写真撮影・再生」のモード切替、「録画開始/停止」以外の基本的動作(例えば撮影した動画を確認したい)といったときには液晶ディスプレイを開かないとならない。

不便だ。

モード切替

DCR-PC350 のモードには、「動画撮影」「写真撮影」「再生」の各モードがある。これらのモードは、「動画撮影」=>「写真撮影」=>「再生」=>「動画撮影」の順に切り替えることができる。

わたしは「写真撮影」はしないのでそのモードは経由して欲しくないのだが、モード切り替えが順繰りに回る方式のためどうしても「写真撮影」モードに一度切り替えざるを得なく、面倒だ。

また、モードを切り替えてから実際の作業ができるようになるまで数秒かかる。もう少し短ければいいのだが。

一緒に購入したもの

DCR-PC350 の購入時、次のものも一緒に購入した。

NP-FF71
別売りの大容量バッテリ。標準品(NP-FF51)が実使用条件で55分程度使用可能であるのに対し、このバッテリは115分程度使用することができる。
MiniDVテープ60分×5本
60分のMiniDV テープ。MiniDV テープには「メモリーつき」と「メモリーなし」があるそうだが、これは「メモリーなし」だ。DCR-PC350 は「最後に撮ったところまでテープを進める」という機能があるが、「メモリーなし」の場合は一度テープを取り出してしまうとこの機能が使えなくなる。「メモリーつき」では使うことができる。MiniDVテープは80分の製品もあるが、今回は60分テープとした。

その他あると便利なアクセサリには以下のようなものがある。

ソニーデジタルハンディカム パソコン編集キットDPCK-IL30
「Ulead VideoStudio SE for Sony」「Ulead DVD MovieWriter SE for Sony」が含まれるキットだ。DCR-PC350 で撮影した動画を DVD 化するときに使用する。
ワイドコンバージョンレンズ VCL-HG0730
0.7倍のワイドコンバージョンレンズ純正品だ。ワイド側が32mm相当(35mm換算)になる。