現在も、W32.Mydoom.A@mm、W32.Blaster.Worm、W32.KlezやW32.Bugbearといった複数の危険なウィルスが蔓延しています。W32.Blaster.Worm は知人のパソコンにも感染したので、先日駆除してきました。
パソコンがこれらのウィルスに感染すると、そのパソコン内のファイルを破壊するだけでなく、個人情報を勝手に送信したり、閲覧したWebサイトに載っているメールアドレスに対してウィルスつきメールを勝手に送信したり、ランダムに別のパソコンに対して攻撃を行うといった活動を行い、感染したパソコンだけでなく他の人にも甚大な被害を与えます。
わたし宛にも、一日数通のペースでウィルスつきメールが送られてきます。
ただ、対策をきちんと行っていればむやみやたらと不安を抱く必要はありません。添付ファイルを必要以上に警戒し、何でもかんでも削除するという事例を聞くのですが、そこまでしてしまってはメールの便利さも半減してしまいます。
そこで、以下に考えられる対策を列記しますので、参考にしてください。
メーラにOutlookを用いている/メーラで HTML を見るように設定されている方や、InternetExplorerのバージョンを確認したことがない、という方はご自分のパソコンがウィルスに冒されていないか、ご確認するのがよいかと思います。
心配な方は、まずトレンドマイクロ社やシマンテック社のチェックページ(無償)を用いて、感染していないかチェックしてみてください。万が一感染していた場合は、甚大な被害を与えるウィルスの場合はメーカーが無償ツールを公開することがありますので、これを利用して駆除してください。駆除ツール例:W32.Blaster.Worm用 W32.Bugbear@mm用 W32.Klez用
また、今後の感染の恐れを軽減させるために、IEのバージョンは6.0SP1(ただし、標準構成以上)+セキュリティパッチ(04.2.11 時点最新)が望ましいです。かつ WindowsXP/2000/NT の方はMS03-026のセキュリティパッチをWindows Update で適用してください。
そして、定期的に Windows Updateを実行(IE でアクセス)し、OS およびブラウザを常に最新の状態に保つようにしてください。