はじめに
2004年6月に高幡不動尊にあじさい、潮来のあやめまつり大会、堀切菖蒲園を見に行ったので、それについて記載する。
(今回は位置情報はないのでご了承いただきたい)
高幡不動尊あじさい
2004年6月13日に、高幡不動尊へあじさいを見に行ってきた。
高幡不動尊は真言宗のお寺である。その高幡不動尊の山内は、この時期あじさいで埋まってしまうほどだ。その数は7000株と言われているが、とにかくすごい。一見の価値はあると思う。何せ、一山があじさいでいっぱいになるのだから。
また高幡不動は新選組の土方歳三と関係が深く、今の時期はNHKの大河ドラマ「新選組!」にちなんで、最寄りの高幡不動駅から高幡不動尊の間、そして近くの町々でイベントが行われている。高幡不動尊からの帰りには、それらのイベントを訪れるのもいいと思う。
他にもいくつか撮影したので、興味のある方はご覧いただければと思う。
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潮来あやめまつり大会
2004年6月19日に潮来のあやめまつり大会を見るため、茨城県潮来市を訪れた。
まずは2点。
- ちょっと遅すぎた。あと1〜2週間は早く行くのがよさそうだ。
- 近くの、佐原市立水生植物園にも行くべきだった。
次に潮来市に関係するページを挙げてみる。
まずは、情報収集をしてから訪れたい<わたしはしなかったが
潮来にはメイン会場と思われる「前川あやめ園」をはじめとして3つの会場があるのだが、無料で楽しめる。それに対して「水生植物園」は有料(700円)で、無料で済むのならと「前川あやめ園」にしか行かなかったのだが、それが誤りだった。有料には有料の価値がある訳で、特に今回のようにぎりぎりの時期に行くのであれば、「水生植物園」にも行くのがよさそうだ。なぜなら、有料施設はイベント期間内であれば、花が見られるよう整備されている(に違いない)からだ。
さて、この潮来で何を見るのかというと、当然この時期ならあやめが挙げられるのだが、それに加えて「橋」と「水」それに「船」を忘れてはいけない。上記のページにも載っているが、その昔、道ではなく水路が発達していた潮来では、花嫁さんは船に乗って嫁いだらしい。今では道路が発達してしまったので廃れてしまったが、それを観光イベントとして復活させたのが今の嫁入り舟とのこと。そして、そのように水路でしか行き来できない家々をつないだのが加藤洲十二橋をはじめとする橋らしい。
上に挙げた潮来遊覧船組合では、この加藤洲十二橋を水路から楽しめる遊覧船を運営している。回るのには1時間程度かかるので、時間があれば利用してみるのがいいだろう。前川水門橋あたりから乗ることができる。与田浦や常陸利根川ではエンジンで進む遊覧船だが、十二橋内は竿一本で操られる。また、船頭さん(女性が多い?)の語り口も軽妙で楽しめる。写真はその遊覧船だ。わたしが利用したときの船頭さんは、昔の話を多くしてくれた。美しかった頃の加藤洲十二橋の話、そして後継者不足の中これからどうなるのだろう、といった話が印象的だった。写真はもう一軒しか残っていない船大工さんだ。また個人的には、十二橋が今後も観光資源として存在できるのかも疑問に思った。観光資源として保全を図らないと、観光資源として使えないほど破壊が進んでしまうように思えた。
なお、この遊覧船は乗るときにデジカメで写真を撮られる。帰ってくるころには現像が終わっていて、1000円で販売していた。何となく買ってしまうのが不思議だ。
遊覧船を降りると、前川水門橋へ戻ってきた。橋からあやめが咲いているのが見えるが、ちょっと寂しい。遊覧船の船頭さんの話では、あやめは5月下旬から咲き始めるので、もう盛りは過ぎてしまっているとのことだった。ただ前川に沿って奥の方へ行くと、まだ咲いているとのことだった。
ということで、まずは先へ進んでいった。確かに、進むにつれ咲いているあやめの数が多くなってきた。あやめには早咲きと遅咲きがあるらしい(元々そうなのか、観光客を呼ぶために時期をずらして咲かせるようにしたのかは分からない)のだが、奥に行くにつれて遅咲きのあやめが多くなるのだろう。
しばらく進むと看板や出店も出ている前川あやめ園の中心地に出るのだが、そこでは多くのあやめがわたしたちを迎えてくれた。正直、ほとんどあやめの残っていなかった十二橋、そして前川水門橋を見て半分諦めてはいたのだが、いい意味でそれは裏切られた。掲載されている写真は、そこで撮影したものだ。
ところで、前川を眺めていると、2種類の舟が行き来していることに気づく。1つは加藤洲十二橋で見かけたのと同様のエンジンと屋根のついた舟、もう1つは屋根もなく先頭さんが櫓をこいでいる舟だ。エンジンつきの舟は潮来遊覧船組合のもので、もう1つは市と潮来商工会青年部があやめまつり期間中のみ運営している、ろ舟だ。前回も話題にした観光嫁入り舟も、このろ舟である。このろ舟は、前川あやめ園前の船着き場から水門橋とは逆方向に進み、途中でUターンして船着き場へと戻ってくる。およそ40分の行程だが何せ人力なので、40分で戻ってこれるかはわからないそうだ。
さて、前川側はその景色も加藤洲十二橋側とは違うだろうと思い、懲りずに利用してみることにした。ろ舟の特徴は船頭さんが漕ぐというところにあるが、そのためだろうか、説明係りの人が同乗する。潮来のホームページに出ているあやめ娘の女の子で、学生さんだそうだ。船上での優雅な旅に花を添えてくれる。
わたしを含め数名のお客さんと船頭さん、あやめ娘が乗り込み、出発となる。沿線は途中まではあやめやあじさいが咲き、なかなかに美しかった。途中、エンジンつきの組合の舟が追い抜いていくが、このようなのんびりとした観光もなかなかいいものだ。帰りのろ舟とすれ違うとき、あやめ娘がお互いの舟に対してあいさつをする。こういう光景もいいものだ。そんなあやめ娘の説明を聞き、沿線を眺め、時間は過ぎていった。
潮来のあやめまつりは、きちんと時期を選べば美しいあやめが楽しめそうだ。また朝早くに行って、佐原市水生植物園も見学するのもよいと思う。
さらにあやめだけでなく、遊覧船も楽しみたい。事前に調べてから行けば、嫁入り舟も見られると思う。ただ加藤洲十二橋はちょっと当初の想像とは違っていた。このあたりも、十分な下調べが必要だ。
堀切菖蒲園
2004年6月20日、堀切菖蒲園を訪れた。
それほど大きな規模ではないが、そこには近くに首都高が走っていることを忘れさせるような自然の空間が広がっている。逆にその規模が、ちょっと寄って楽しむにはちょうどいいと思う。
近くに堀切という駅があるが、実は最寄り駅ではない。堀切と菖蒲園は直線距離としては近いのだが、その間には荒川が流れているため迂回せざるを得ず、結局遠くなってしまう。堀切菖蒲園駅を利用するのがいいだろう。場所は、堀切菖蒲園駅から行けば迷うことはないとは思うが、下に紹介したページなどから事前に確認することをお奨めする。堀切菖蒲園駅の駅前通りから菖蒲園にかけては、商店街の方が露天という罠をしかけて待っている。せっかくなので、その罠にひっかかるのもなかなかよさそうだ。
さて、菖蒲園は無料で楽しむことができる。その代わり園内にはパンフレットなどはない(ただし、水元公園葛飾菖蒲まつり実行委員会・堀切かつしか菖蒲まつり運営協議会による菖蒲まつりのパンフレットが商店街で配られている)。なお、トイレと休憩所も利用することができる。
花自体は、潮来もそうだったように、もう終盤だった。祭りも25日までだ。あやめや菖蒲は6月中は楽しめるものと思っていたが、5月終わりから6月前半に訪れるのがよさそうだ。
菖蒲園の公式ページはないが、関連する次のページを紹介する。