はじめに
ここでは、初めに紹介しました 18-135mm/18-200mm/18-270mm/18-300mm/16-300mm の高倍率ズームレンズを再度紹介します。これは 35mm フィルムカメラ換算 29-320mm(18-200mmの場合) 程度であり、とても使い勝手のよいレンズです。EOS Kiss X7, X7i, X80, X8i, EOS 80D, 70D, 60D, 8000D, 7D MarkII を購入する場合、同時に 18-135mm/18-200mm/18-270mm/18-300mm/16-300mm を購入するつもりがあるのなら、カメラは本体のみでもよいかもしれません。
個人的には、とりあえずこのレンズを購入してしばらく撮影し、それから次のレンズを考えるのがよいだろう、と思います。ただし一点気をつけないといけないのは重さです。手ぶれ補正つきの高倍率ズームレンズは比較的重いので、これ1本でよいか、それともWズームキットのように焦点域ごとに2本に分けて1本当たりの重さを軽くするか、どちらかを選ぶ必要があります。
標準ズームを強化しても望遠ズームを強化しても、このレンズと焦点域がかぶってしまうという問題はあります。ただ1本で非常に広い範囲の焦点距離をカバーできるレンズは、レンズ交換をする暇が無いときや、荷物を少なくしたいときにとても有用です。
この中で購入したレンズは、AF 18-200mm F/3.5-6.3 XR DiII LD Aspherical [IF] Macro、18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM、18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM。SIGMA 18-200mm が現役です。今購入するなら TAMRON 16-300mm だと思います。保有レンズの紹介ページもご参照ください。
高倍率ズームレンズ
メーカ | 名称 | 焦点距離換算 | 実売価格 | 重量 | APS-C |
Canon | EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM | 29-216 | 57,780 | 515 | ○ |
Canon | EF-S 18-200mm F3.5-5.6 IS | 29-320 | 64,910 | 595 | ○ |
TAMRON | 16-300mm F3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO | 26-480 | 57,700 | 540 | ○ |
TAMRON | 18-270mm F/3.5-6.3 DiII VC PZN | 29-432 | 36,610 | 450 | ○ |
SIGMA | 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | 29-320 | 36,300 | 430 | ○ |
SIGMA | 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM | 29-400 | 54,920 | 585 | ○ |
一眼レフカメラは、レンズ交換のできることがその醍醐味と言われます。ただレンズ交換は手間も時間もかかります。自分のペースで撮れるならばよいですが、交換する時間すら無い場合も多くあります。わたしもレンズ交換はしますが、それはそうしないと撮りたい写真が撮れないからであり、レンズ交換をしなくて済むケースであればそれに越したことは無いと思っています。
この高倍率ズームレンズ 18-135mm/18-200mm/18-270mm/18-300mm/16-300mm はレンズ交換をせずに広い焦点域に対応することができます。散歩しながら写真を撮ろうというときにも、非常に有用です。
ただし残念ながらキヤノンにはボディ内手ブレ補正機能が無く、高倍率ズームレンズは一般的に開放F値が暗めなので、特に望遠側での手ブレには気を付ける必要があります。従って、特に高倍率ズームを選ぶときには手ぶれ補正つきを選ぶのがよいと思います。
おすすめは、手ぶれ補正の効き・ズーム倍率とそろった TAMRON 16-300mm、純正の EF-S 18-200mm、純正でもこれよりは軽くて安い EF-S 18-135mm、わたしも使用している SIGMA 18-200mm といったところでしょう。
画質については、所詮はお手軽レンズ、と言われることもありますが、SIGMA 18-200mm を使ってみた感じでは十分使えるレベルと思います。
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