はじめに

もっと広く撮りたい・・・ と思ったときの広角ズームレンズをここでは紹介したい。

最近はコンパクトデジカメでも「広角ズーム」を売りにしているモデルもあるが、これはおおよそ広角側24mm(35mmフィルム換算)程度だ。ここでお薦めするレンズは、なんと広角側16mmや18mm(35mmフィルム換算)と言った「超広角ズームレンズ」だ。

広角ズームレンズのメリットは、

などが挙げられる。もっとも、わたしもまだ広い範囲を撮るくらいにしか使ったことはないだが、それだけでも広角ズームレンズというのは便利だ。

広角ズームレンズ

広角レンズは Canon、SIGMA、TAMRON、TOKINA からそれぞれ発売されている。

これらから選ぶポイントは、

が挙げられる。明るさもポイントなのだが、私の場合この焦点域では、さほど重視しなかった。明るさは手ぶれ対策(シャッター速度を速くできる)とボケに関係するが、手ぶれについては最近の一眼レフデジカメは高感度に強いためISO感度を上げれば対応でき、またこの焦点域ではボケをそこまで重視しないからだ。

Canon の EF-S 10-18mm は純正であり、価格も安く、軽く、手ぶれ補正もあり、広角を試すには最も向いていそうだ。

Canon の EF-S 10-22mm は純正という点と、軽さがメリットだ。AFはUSMなので静かで速い。ただし高価であり今となっては積極的には選べない。

TAMRON の SP AF 10-24mm は比較的安価で、焦点距離も広い。同じくTAMRONの10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLDは2017年発売の新型だ。

SIGMAの8-16mmは他に類のない焦点距離であり、この焦点域が必要であれば他に選択肢はない。

TOKINAのAT-X 11-20mmはF2.8、AT-X 14-20mmはF2という明るさがとてもおもしろいのだが、上に記載したように、私の場合はこの焦点域で明るさは重視しない。

今であれば、軽さを選ぶのなら Canaon EF-S 10-18mm、テレ側の焦点域を選ぶのなら TAMRON 10-24mm、ワイド側の焦点域を選ぶのなら SIGMA 8-16mm、価格を選ぶなら Canon 10-18mm だろう。

私は EF-S 10-22mm を購入した。高価ではあったが、10-18mmの無かった当時はそれだけの価値はあると考えたからだ。結果、満足している。保有レンズの紹介ページもご参照いただきたい。

超広角ズームレンズ
メーカ名称焦点距離換算実売価格重量APS-C
SIGMA8-16mm F4.5-5.6 DC HSM13-2557,680555
CanonEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM16-2932,780240
CanonEF-S10-22mm F3.5-4.5 USM16-3566,940385
TAMRONSP AF10-24mm F/3.5-4.5 Di II LD Aspherical [IF]16-3833,900406
TAMRON10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD16-3855,890440
SIGMA10-20mm F3.5 EX DC HSM16-3244,350520
TokinaAT-X 116 PRO DX II(11-16mm F2.8)17.6-25.655,290550
TokinaAT-X 11-20mm F2.8 PRO DX17.6-3268,770560
TokinaAT-X 12-28mm F4 PRO DX19.2-44.846,000530
TokinaAT-X 14-20mm F2 PRO DX22.4-3295,780735

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