はじめに

EOS Kiss のキットレンズ EF-S 18-55mm F3.5-5.6 は広角28mm相当から使える便利な標準ズームですが、開放F値が広角側3.5、望遠側5.6とそれほど明るくありません。明るい屋外であれば特にこれでも問題にはなりませんが、薄暗い場所では途端にシャッター速度が遅くなり、ISO 感度を上げようにも限りがあるので、ぶれた写真を量産してしまいます。

屋内、例えば結婚式場での撮影には、明るいレンズが欲しいところです。特に結婚式の撮影のときには画質を重視したい場合があり、ISO 感度を上げづらいことがあります。ここで紹介するのはそのような目的を満たすためのレンズです。実際わたしは2年ちょっと前、明るいレンズを友人の結婚式撮影用に購入しました。ただしその頃にはこのカテゴリのレンズが無く、TAMRON の 28-75mm F/2.8 で代用したのですが、このレンズ、写りはよく満足できたもののちょっと広角側が弱く苦労しました。

明るい標準ズームレンズ

明るい標準ズームレンズは Canon、SIGMA、TAMRON からそれぞれ発売されています。

Canon の EF-S 17-55mm F2.8 IS USM は明るく手ブレ補正のついたレンズです。高価で重いレンズですが、写りは確かです。

TAMRON SP AF 17-50mm も有力な選択肢となります。価格の面から非常に魅力的です。ただ、Canon ほどではありませんが重いですね。

わたしが購入した当時は手ブレ補正つきレンズは EF-S 17-55mm しか無く、これを購入しました。ただ今ならば価格も安く手ぶれ補正もある SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM を選ぶかと思います。

なおこれら明るい標準ズームレンズは 18-55mm F3.5-5.6 などよりも描写力が高く、もしそのような安価な標準ズームの画質に飽き足らなくなった場合にもお薦めできるレンズです。

保有レンズの紹介ページもご参照ください。

標準の明るいレンズ
メーカ名称焦点距離換算実売価格重量APS-C
CanonEF-S 17-55mm F2.8 IS USM27-8898,700645
TAMRONSP 17-50mm F2.8 XR DiII LD27-8023,080430
SIGMA17-50mm F2.8 EX DC OS HSM27-8028,800565

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